鬼宿日はなんと読むか?2018年はいつ?意味は?結納、入籍、結婚式は?

鬼宿日という言葉をご存知でしょうか?

日常生活では耳にしない言葉ですし、

カレンダーにも記載されている

先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口

の六曜とは違い、

初めて聞いたという方もいるかと思います。

今回はそんな吉日のひとつである鬼宿日について、

2018年はいつが鬼宿日にあたるか

鬼宿日の意味や由来、結納、入籍、結婚式と鬼宿日の関係など

日常の役立つ知識も含めご案内したいと思います。

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鬼宿日はなんと読むか?

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鬼が宿る日と書いて「鬼宿日」の読み方ですが、

きしゅくにち」です。

「きしゅくび」とも読めますが、

一般的な読み方は「きしゅくにち」の方となります。

また鬼宿のみの場合は

おにしゅく」とも読めるそうです。

他にも和名では「たまのおぼし」

インド名では「プシュヤ」

それぞれの国で呼ばれ方が異なります。

英語では「day of the ghost」や

「day of the ogre」

直訳的な言い方しかないため、

幽霊や恐ろしいものといった

本来の意味とは違った訳になってしまうようです。

鬼宿日2018年はいつか?

鬼宿日は陰暦で数えられるものです。

陰暦とは月の満ち欠けを元にした暦で、

現在世界的に使われているグレゴリオ暦を含む

太陽歴とは異なる数え方となります。

太陰暦では28日で1ヶ月となるので、

かつては毎月15日が鬼宿日となっていました。

それを太陽の動きを元にした

現在の暦に置き換えると、

30日〜31日周期が基本となるため

鬼宿日が毎月同じ日にちにはなりません。

しかし28日の周期は7の倍数なので

うるう年を除けば

毎月同じ曜日が鬼宿日となるのです。

なので今年の鬼宿日

以下のように全て金曜日となります。

1月12日(金)

2月9日(金)

3月9日(金)

4月6日(金)

5月4日(金)

6月1日(金)

6月29日(金)

7月27日(金)

8月24日(金)

9月21月(金)

10月19日(金)

11月16日(金)

12月14日(金)

このように

1年の真ん中の6月は鬼宿日が2回あり、

7月は鬼宿日なしとなっています。

六曜ほどではありませんが

だいたい毎月1回は鬼宿日がある

ということです。

何気なく過ごす毎日ですが

知っている吉日がひとつ増えると

良いことがありそうな気がしますね。

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鬼宿日の由来は?

 

鬼宿日はもともと中国から伝わったものです。

昔の中国の天文学、占星術に用いられていた

二十八宿という、地球から見た天体の動きを「天球」とし、

天球上の赤道を28のエリアに分ける考え方の

ひとつからきています。

二十八宿は日本に7世紀頃には伝わっていて、

江戸時代には多くの文献が残されています。

この二十八宿は4つの方位

それぞれの聖獣に見立て

さらに7つに細分化されてます。

東方青龍、北方玄武、西方白虎、南方朱雀のうち、

鬼宿は朱雀に含まれ、蟹座の基準となります。

この中国から伝わった占星術を

日本流に置き換えた占いが

宿曜占星術です。

このなかで鬼宿にあたる人は、

発想力と健全な精神を持ち、

霊的な勘を備えているとされます。

好奇心旺盛で行動派な反面、

人に依存しやすい傾向もあるそうです。

こういった鬼宿日の由来となった占いも

あまり知られていないものなので、

自分がどの宿にあたるのか

調べてみても面白そうですね。

鬼宿日の意味は?

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前述の二十八宿で鬼宿にあたる日

鬼宿日と呼ばれます。

鬼宿日は読んで字のごとく

鬼が宿にいて外を出歩かない

という意味で、

そのため鬼に邪魔されず

何事をするにも

運気の良い吉日とされます。

「鬼」というマイナスイメージに

思いがちな漢字でも

意味合いが正反対で不思議ですよね。

鬼宿日が二十八宿のなかでも

最上の吉日とされるには、

鬼がいないから、だけでは

いまいちピンときませんが

理由はもう一つあります。

御釈迦様は旧暦の4月8日に生まれた

というのが一般的ですが、

御釈迦様の出生とされるインドでは

旧暦の4月15日に誕生となっています。

一月の周期が28日間隔の旧暦では

4月15日の鬼宿日がまた28日後に

廻ってくるので、毎月の15日が

鬼宿日として定着しました。

なので比重として大きいのは、

御釈迦様の生まれた日だから

鬼宿日は吉日である

という方かもしれませんね。

鬼宿日にすべきこと

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では吉日とされる鬼宿日には

どんなことをするのが最適なのでしょうか?

最も運気が上がる日とされているので、

実は新しいことを始めるには

鬼宿日がぴったりなのです。

なので新天地への引越し

起業や新しい事業を始めるなど

大きなイベントや、

習い事や資格の勉強、

お財布や金運グッズを使い始めることにも

向いているのです。

鬼宿日はほぼ毎月訪れるので

翌月の鬼宿日を、

新しいことを始める目標とすれば

モチベーションアップにも繋がります。

また11月15日七五三として知られていますが

実は鬼宿日だから制定されたのです。

もともとは11月の吉日を選んで行う

とされていました。

それが江戸時代になり

三代将軍家光が

病弱な五代将軍綱吉を心配し

無事に成長することを祈って

5歳の儀式を鬼宿日に行ったため

それが固定されたそうです。

こういった親が子の無事を祈る

という由来のある七五三こそ

しっかり鬼宿日に行いたいですよね。


 

 

鬼宿日は宝くじを買おう!

出典元:https://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_176.html

宝くじを買う際に大安を選ぶなどして

ゲンを担ぐ人は多くいるかと思います。

宝くじ売り場でも大々的に打ち出されていますが、

最吉日の鬼宿日は金運アップも見込める

特別な日です。

他の吉日と合わせて購入日を決めるのも

効果が期待できます。

手元にあるわずかな資産を万倍に育てる開運日である

一粒万倍日と鬼宿日が重なった日

今年は8月24日なので意識されてみては

いかがでしょう?

ちなみに一粒万倍日

すべてが倍増してしまうので

借金をするには不向きな日です。

無理のない範囲で運試ししてみてください。

過去には宝くじ販売最終日と鬼宿日が重なった日などもあり、

ついついご利益がありそうに感じてしまいますよね。

鬼宿日の結納、入籍、結婚式は?

出典元:http://gahag.net/001054-wedding-couple/

結納や入籍、結婚式などの婚姻を決める時には

普段気にしない方でも吉日を調べて

考えるケースが大多数かと思います。

結婚は家と家の繋がりとなるので

特に気をつけた方がいい部分でもあります。

婚礼に対して吉日となる日、凶日となる日は

それぞれあります。

鬼宿日は残念ながら婚姻関係だけは

悪影響の出てしまう日なのです。

なので日取りを決める際には

六曜の仏滅を避けるだけなく、

大安や友引の日でも他の暦注での凶日と

重なってしまう場合があるので

鬼宿日も含めて、よくチェックすることを

おすすめします。

鬼宿日以外の婚姻に向かない日は、

重日、複日があります。

吉事でも凶事でも重なるという意味合いで

一見婚姻にも吉日のように感じますが、

結婚は吉事でも重なると

再婚をイメージさせるため避けるべきです。

特にこちらは一週間に1回以上と

頻繁に当てはまる暦注なので

気をつけましょう。

他には不成就日や受死日、十死日など

漢字だけで凶日だと分かる日もあります。

気にしだしたらキリがないですが

鬼宿日と同様に参考にしてみてください。


 

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さいごに

 

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吉日といえば大安という

大まかなイメージがあったかと思いますが、

一般的に広く知られていないなかにも

運気のいい最吉日があると

ご紹介しました。

もちろん鬼宿日も占いや迷信の類ではあるので

とても信じる方、全く信じない方と

さまざまだとは思います。

しかし鬼宿日のように

縁起のいい日が

日常のなかにあると分かっていると、

普通の日でも少し特別に感じ、

大切に過ごせるのではないでしょうか?

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