6月の手紙の書き出し!梅雨の季語、紫陽花を含む時候の挨拶について文例を紹介

6月といえばじめじめと湿っぽく

憂鬱な気持ちになってしまいがちな季節です。

そんな6月に手紙を出す際には

どういった書き出しにすればいいか

迷ってしまう人も多いかと思います。

せっかく出す手紙なので相手には、

6月のじめじめと蒸し暑いうっとおしさを忘れ

雨だからこその瑞々しさを感じて欲しいですよね。

そのために今回は6月の手紙に使える

時候の挨拶文、書き出しなどをご紹介します。

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6月の季語と時候の挨拶は何がいいのか?

出典元:flower_gaku_ajisai.png

日本には四季があり、

それを表すために生まれた季語

12ヶ月でそれぞれ違う言葉が使われます。

平安時代に成立した季語は

当初から150個もの数が記録され、

その後俳句などで使われるようになり

徐々に増加しました。

現代では5000個以上が

季語として扱われています。

それだけたくさんの言葉があるので、

6月の季語を使った書き出しのなかにも

一見意外なものがあったりします。

また6月の上旬、中旬、下旬で

季語を使い分けるところが、

日本文化的な細やかさを感じます。

上旬は入梅、薄暑、麦秋を使います。

入梅は漢字のままの意味で梅雨入りを表します。

書き出しとして手紙に書く際は

宛先の梅雨入りを確認してからにしましょう。

薄暑はうっすら汗ばむ暑さ、

一番耳慣れない麦秋は

麦の収穫時期のことで、

収穫=秋という

言葉遊びのような面白い意味があります。

中旬は梅雨、長雨、短夜と雨に関する季語が

特徴です。

短夜は夏至付近の

昼の時間が長く夜が短い時期を指し、

夜の短い儚さを惜しんで呼ばれたそうです。

下旬には梅雨晴れ、初夏、向暑と

夏の訪れを感じさせる爽やかさがあります。

このようにたった2文字で表現するだけで

鬱々とした雨の季節のイメージから

夏への期待を込めた清々しいイメージへと

変えてしまうことができるのです。

より季節感を出した書き出しにしたい場合には

このように上旬、中旬、下旬を

使い分けることをおすすめします。

また、時候の挨拶というのは

上記の季語に

「〜の候」「〜のみぎり」「〜の折」

と時節や時季を意味する言葉を

繋げることで完成します。

 


 

6月の手紙の書き出し文例

http://gahag.net/007849-rainy-season-set/
まず手紙の書き出しには、

「時候の挨拶」に加え

「安否の挨拶」を続けるのが

丁寧な手紙となります。

また上記の時候の挨拶のほかにも、

・若葉青葉の候

・爽やかな初夏を迎え

・初夏の風に肌も汗ばむ頃

・雲の晴れ間の青空も懐かしく

・樹々の緑深くなり

・若鮎のおどる

・空には白い雲が浮かび

・日の光も青く

・初蝉の声聞く頃

・衣替えの季節を迎え

・シジュウカラの鳴き声に夏の訪れを感じる今日この頃

・夏至も過ぎ、いよいよ夏も間近

・紫陽花の花が日ごとの長雨に色づいて

・雨の日にはくちなしの花が一層芳しく

などを時候の挨拶

書き出しとすることができます。

6月にぴったりの

湿度の高い環境での

緑や青の美しさなどを表現できます。

安否の挨拶を加えた文例だと

「清々しい初夏を迎え、

樹々の緑も日増しに深くなってきました。

皆様におかれましてはなお一層

お健やかにお過ごしのことと存じあげます。」

「紫陽花が大輪の花を咲かせる頃

となりましたが、

いかがお過ごしでしょうか。」

「山々の緑も、雨に打たれて色濃くなりました。

お変わりなくお過ごしのことと存じあげます。」

「衣替えを迎え、道行く人の装いにも

白が目立つようになりましたが、

お元気でいらっしゃいますか。」

「今年は空梅雨らしく、早くも真夏のような

強い日差しの日が多くなりましたが、

毎日お元気でご活躍のことと存じます。」

このように6月のマイナスイメージを

抑えた書き出しで手紙を始め、

うっとうしい梅雨にこそ

どんな天候でも相手が元気に活躍されていることを

確信した文章での安否の挨拶がおすすめです。

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6月の手紙の結びの挨拶文例

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結びの挨拶は手紙の締めくくりの言葉

送る相手や手紙の内容によって

使い分ける必要がありますが、

さらにそこにも季節感を加えたら

より一層心のこもった手紙になります。

書き出しと同じく大切な文章なので、

関係性に合った言葉を選びましょう。

改まった手紙には、

「爽やかな初夏のみぎり、

ますますのご健康とご多幸を

心よりお祈り申し上げます。」

「梅雨の晴れ間の美しい青空に

夏らしさを覚える昨今、

どうぞお健やかにお過ごしください。」

「輝く樹々の若葉のように、

はつらつとお過ごしくださいますよう

お祈り申し上げます。」

「来る向日葵の季節に向け、

さらなるご活躍をお祈り致します。

天候不順の折、どうぞご自愛くださいませ。」

など、つい使いがちな

「梅雨」という言葉を除いて

清々しさを演出してはいかがでしょうか。

また親しい間柄への手紙には、

「雨も大切な恵みですね。

どうぞ心爽やかにお過ごしください。」

「涼しさを求めて、

食卓にガラスの器の出番が増えてきました。

汗ばむ季節をどうぞ爽やかにお過ごしください。」

「すっきりしない空模様の日が続いていますが、

心はいつも晴れていますように。」

「お天気は雨でも気持ちは

いつもカラっと晴れていたいものですね。

どうぞ今日も良い一日でありますように。」

「瑞々しい青梅が店頭に並ぶようになりました。

青梅の鮮やかな緑のように

爽やかな気分で過ごせますように。」

「夏本番まであとわずか、

楽しい計画をお立てください。」

など少し硬さのとれた、

日常的な単語を選び軽やかさを出すのが

過ごしづらい6月の手紙には

特におすすめです。

 

 

6月の手紙の挨拶文に使える季語の紹介


出典元:hydrangea-1635598_960_720.jpg

上記では定型的な書き出しに使われる季語

ご紹介しましたが、

俳句にも使われる季語を知っていれば

伝統的かつオリジナリティのある

手紙の書き出しとなります。

情緒たっぷりなので目上の方への

手紙の書き出しにおすすめです。

「葵」はトロロアオイやタチアオイなどの

アオイ科の植物の総称で向日性があります。

仰ぐ日、という意味で名付けられたそうです。

「柿の花」は正岡子規に詠まれ、

「瓜の花」松尾芭蕉の歌にも登場し、

胡瓜、南瓜、ズッキーニ、スイカ

などが含まれます。

「桜桃」はさくらんぼのことで初夏の味覚です。

「花橘」は白い花と高貴な香りが

古くから愛され、恋の歌と関わり深いです。

「枇杷」は梅雨の頃に

実をたくさんつけるので

6月の季語とされます。

「芒種」は漢字からでは

何か分からない言葉ですが、

芒(稲などの穂にあるトゲ)

を持つ植物の種を蒔く頃を

意味します。

「花柘榴」は6月から7月に咲き、

実のならない観賞用の花です。

「黒南風」は梅雨の時期に吹く

南風のことで、雨が続く憂鬱な気持ちを

黒と表しています。

「五月雨」は俳句でさつきあめ、

さみだるる、とも詠むそうです。

「早苗」とは田んぼに植える頃の

稲の苗のことです。

このように日常的には使わない

言葉もありますが、

特に植物に関する季語は、

情景の浮かぶような

雰囲気のある書き出しが作れます。

 

 

6月の手紙に使える昔の呼び名(和風月名)

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和風月名という言い方だと

耳慣れないかもしれませんが、

睦月、如月、弥生…だと聞いたことが

あるかと思います。

6月は水無月と呼ばれます。

由来は諸説ありますが、

水無月の「無」は「の」の意味で

田んぼに水を引く時期からきている説が有力です。

田水の月、水張月、水月などの呼び方が

水無月に変化していったそうです。

一方で、梅雨が明け暑くなり水が枯れるからという説もあります。

また各月の和風月名には異称もあり、

水無月は、蝉の羽月、風待月、常夏月、

涼暮月、鳴神月と呼ぶこともできます。

「6月」を和風に言い換えるだけで

趣溢れる手紙が書けますよ。

6月のビジネスに使える時候の挨拶


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ビジネスでの時候の挨拶

実は難しいものではありません。

通常の書き出しや結びに

「拝啓」「敬具」を付け加えます。

より敬意を表すべき相手の場合は

「謹啓」「謹白」としましょう。

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さいごに

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季語や書き出しですが、

きちんと書けるとやはりかっこいいですよね。

慣れてくると書き出しのパターン

スッと出てくるので是非活用してみてください。

 

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