運動会での全体種目といえば、
大縄跳びや綱引きが浮かびますよね。
クラス全員で力を合わせて取り組む種目なので、
運動会でのメインと言ってもいいのではないでしょうか。
今回はそのうちの綱引きに注目し、
必勝法をご紹介します!
綱引きは
観客側からも勝ち負けがわかりやすく、
誰でも経験したことのある競技なので
とても盛り上がる種目です。
ぜひここぞというところで勝負を決めて、
楽しい運動会にしませんか。
目次
運動会の綱引きの由来

綱引きは運動会の種目のひとつなので、
どちらかというとスポーツという印象ではありませんか?
実は綱引きの由来は神事からなのです。
豊作、豊漁祈願のための、占いの一種だった
という今とはまったく異なる意外なものでした。
小正月や旧盆、十五夜に行われるケースが主ですが、
地域によって、綱引きの行われる時期や
綱の太さや長短はそれぞれなので
土地に根付いた行事だったんだと思います
ちなみに綱引きは
1920年まではなんとオリンピック種目にあったのです!
プロのアスリートによる綱引きは見応えがありそうですね。
運動会の綱引きで勝つ必勝法

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体重の重さや力の強さが重要に感じる綱引きですが、
そのイメージは一度取り除きましょう。
もちろん体重が重くて力も強ければプラスになりますが、
クラスで行われるものなのでいろいろな子がいますよね。
綱引きは重力を利用した物理学的な競技です。
力任せで勝てるものではないので、
まずそれを意識してから取り組んでみてくださいね。
ひとつめのポイントは掛け声です。
綱を引くタイミングを合わせるために
掛け声は必須となります。
一般的なのは「オーエス、オーエス」でしょう。
他にも「よいしょ、よいしょ」や
「せーの、せーの」など
学校によるかと思います。
いずれにしても、
誘導するためのリーダーを決め、
しっかりと声を合わせてください。
綱引きのそばで旗を振る役割がある学校でしたら、
誘導係となってもらえばいいでしょう。
ふたつめのポイントはフォームです。
腰を落とさないようにすること。
よく見かけるのは腰を落とした
「く」の字のような体勢です。
重心を落としたほうが力が入る気がしますが、
腕力だけで綱引きをすることになってしまいます。
これでは女の子や小柄な子が
不利になってしまいますね。
子供でも大人でも、腕力より
自分の体重にかかる重力のほうが大きいです。
なので自分の重力を全て綱に伝えられる
フォームが大切なのです。
そのための立ち方は
体は正面の相手側にしっかりと向けて
両足を揃えて綱と垂直になるようにします。
足先はガニ股になるよう
つま先を開きます。
よく見かける足を開いて
前後にずらした立ち方だと
綱にかかる重力が
体重のわずかな部分だけになってしまいます。
そして合図に合わせて
後ろに倒れ込みます。
空を見上げるような体勢になりますね。
この体勢を維持することがポイントです。
こうすることで、体の重心が後ろにかかり、
自分の全体重を使える後傾姿勢となるのです。
途中で体を起こしてしまうと、
後ろに引く力が弱まり
体勢が一気に崩れてしまうので
キープは絶対です。
運動会では見たことがないような
目を引くフォームになりますが、
効果はばつぐんなので徹底しましょう。
運動会の綱引きでの握り方

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運動会での綱引きの握り方は、
利き手が関わってきます。
まず立つ場所として
右利きの人は綱の左側、
左利きの人は綱の右側です。
交互で左右に並ぶ形ではないので
注意してください。
さらに握り方としても、
右利きの人は、左手が前で右手が後ろ
左利きの人は、右手が前で左手が後ろ
となります。
握る時にはこぶしをくっつけるようにし、
前後で間隔を空けないようにします。
また脇が閉まったほうが力が入るので、
綱は利き手の脇に挟み
両手で体の内側に引き込むような
感覚となります。
運動会の綱引きでの並び方

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続いて勝負の決め手といってもいいほど
重要な並び方についてです。
背の高さごとに並び、
最後のほうに体格のいい力のある人を
配置するようにしてみてください。
逆背の順のように
背の高い人を先頭にして、
徐々に背の低い人にしていくことで、
綱を引いた時に
でこぼこにたるみができてしまうことを防げます。
もしもこの並び方では
力の差がでてしまう場合は、
男女で交互に配置して
なるべく均等にしたらいいでしょう。
並ぶ時の間隔は100㎝〜130㎝ほどを目安にして、
綱の最後までしっかり使うことに注意しましょう。
そうすれば綱全体の重量がかかるので、
相手チームへの負担が大きくなります。
運動会の綱引きの服装

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運動会では皆さん同じ体操服を着用だと思いますが、
ちょっとの工夫で差が出てくるのでご紹介します。
前述のように、
綱引きでは脇に挟み込むフォームとなるので
長袖の体操服がおすすめです。
気をつけないと、
二の腕内側の柔らかい部分を擦ってしまいます。
靴に関しては、
靴底のフラットなタイプだと
滑りやすくなってしまうので
多少の凹凸のあるものを選びましょう。
しかしスパイクでは怪我、事故の元となってしまい
危ないので避けてくださいね。
踏ん張りが利きそうな裸足ですが、
統一していないと
チームメイトに靴で踏まれてしまったり、
砂利で足裏を傷つけてしまったり、
こちらも危険なので禁止にしておくのが
安全第一でい良いかと思います。
さらに靴下は
各指に力が込めやすいように
五本指ソックスがおすすめです。
履き慣れないうちは不思議な履き心地で
気になってしまうので、
練習の時から着用して
しっかり慣れておきましょう。
地面に食い込ませるような
イメージトレーニングも大事です。
運動会の綱引きの練習法

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まずは背の順を意識して並び順を決めましょう。
練習でも本番でも必ず同じ配置となるので
きちんと自分の場所を覚えてください。
また前述した握る時の左右の位置ですが、
利き手を利用した基本のやり方なので
どうしても握りずらい時は
左右逆にしても大丈夫ですよ。
立つ幅の間隔、綱の挟み込み方、
ここまで基本姿勢として、
ばっちり覚えてください。
リーダーや旗係が全員の
フォームチェックをすると確実です。
また基本姿勢は
タオルで代用してお家でも練習ができるので
正しいフォームの人を確認してから、
鏡の前でやってみると差がわかりやすく
改善への近道です。
ここまでできたら
あとは反復練習あるのみです!
特に全体重で後ろに倒れこむ姿勢は
練習しないと絶対に怖くなってしまい
バランスが崩れてしまうので、
こちらも全体を横からチェックして行ってください。
また掛け声ぴったり合わせることが
最重要項目なので、
うまくできてなくても、
必ず最初から掛け声もセットで練習しましょう。
そうすることで本番では、運動会ならではの
団結や一体感を感じることができるでしょう。
モチベーションアップのためにも必須です。
運動会綱引きに使えるおすすめ商品
プーマトレーニングシューズ
男女兼用で使えるデザインの
トレーニングシューズです。
サイズの幅が広く
着脱しやすいマジックテープ式なので
低学年から高学年まで使えちゃいます。
ボーダー柄五本指ソックス
持っている人の少ない
五本指ソックスですが
おしゃれなボーダーデザインだったら、
運動会後の普段使いもできます。
国産のしっかりした作りも嬉しいですね。
炭酸マグネシウム滑り止め
運動会の綱引きでは、
軍手は逆に力が入れずらくなってしまうので
使わないほうがいいのですが、
どうしても緊張で手汗をかいてしまう
など気になる人には、
滑り止めパウダーをおすすめします。
さいごに
こちらの記事も是非どうぞ!


起源からテクニックまでご紹介しましたが、
意外ではありませんでしたか?
力任せの単純な競技に思われがちですが、
事前準備が鍵を握るスポーツだったのです。
クラスで力を合わせて
あっと驚かせるような
チームワークを身につけてくださいね。