東京大神宮について
聞いたことはありますでしょうか。
多分、東京在住の方や関東近郊に住んでいる方であれば
一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
東京大神宮は明治時代に創建された比較的歴史が
新しい神社ですが、
参詣者は多いし有名な神社です。
今回の記事ではこの東京大神宮の
初詣の混雑状況や駐車場情報、
お守り、ご利益等についてレポートしようと思います。
目次
東京大神宮の初詣の混雑状況

東京大神宮では元旦初日の初詣や三が日は
朝から並んでも2~3時間待つほどの混雑状況です。
三が日中は境内にて伊勢名物の赤福や樽酒、
おしるこの振る舞いが行われるので、
それもあって特に混み合います。
三が日を過ぎると徐々に減ってはきますが、
それでもしばらく混雑状態は続きます。
また、三が日の各日ともに
午前8時から10時の間はご神札やお守りを
購入した参拝者の先着1000名に
開運招福のミニ干支絵馬が配られます。
アルミ製のキーホルダータイプで
身に着けやすいため人気があり、
先着のため対象の時間帯はお守り売り場が非常に混み合います。
一般的には早朝や夜遅くのお参りが空いていますが、
東京大神宮は朝の7、8時から夕方の17時まで
しか開いていないため、
特別に空いている時間などがなく、
お正月の間は1日中わりと混み合っています。
東京大神宮の初詣の駐車場情報およびアクセスについて
東京大神宮内には専用の駐車場がないため、
JRや地下鉄といった公共交通機関を
使っていくのがオススメです。
最寄駅は飯田橋駅で、JR中央・総武線、
東京メトロの有楽町線・南北線・東西線、
都営地下鉄大江戸線が通っており、
各線の駅から徒歩約5分でたどり着くことができます。
東京駅から来る場合はJR中央線に乗って
JR御茶ノ水駅で乗り換え、
そこからJRで飯田橋駅まで行くことができます。
徒歩と合計しても約30分ほどで
行くことができます。
遠方から飛行機で来る人でも、
羽田空港からだと電車を乗り継いで
30分ちょっとで飯田橋駅に到着することができます。
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東京大神宮の歴史
東京大神宮は、明治国家の誕生後、
東京における伊勢神宮の遥拝殿として
明治13年に創建されました。
最初は日比谷の地に鎮座していたことから
「日比谷神宮」と呼ばれており、
関東大震災後の昭和3年に現在の地に移ってからは
「飯田橋大神宮」と呼ばれるようになり、
戦後は社名を「東京大神宮」と改め今日に至っています。
三重県にある伊勢神宮本社には、
天皇家の祖先とされる
天照大御神が祀られていることから、
当時は一般人の参拝が禁止されていました。
しかし江戸時代以降からは
一般人にも開放されるようになり、
「一生に一度はお伊勢参り」といわれるほど
伊勢神宮への参拝が流行し、
全国から多くの参拝者が集まるようになりました。
時が流れ明治時代になると、
明治天皇が「東京でもお伊勢参りができるように」と
伊勢神宮の分霊を祀ったのが東京大神宮の始まりです。
東京大神宮には、伊勢神宮両宮(内宮・外宮)の
ご祭神である天照大御神と豊受大神の分霊が祀られているほか、
造化の三神とされる「天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神」が
ご祭神として祀られています。
これら造化の三神があわせ祀られていることから、
縁結びにご利益のある神社としても知られています。
また、ご神前で厳粛かつ神聖に行う結婚様式である
日本で初めての「神前結婚式」が行われた場所としても有名で、
そのため縁結びや良縁を願うパワースポットとして
老若男女幅広い人々から人気があります。
現在でも当時の伝統的な様式を受け継いだ
神前結婚式を行うことができます。
東京大神宮周辺のおすすめスポットについて

東京大神宮から東京メトロの飯田橋駅方面に歩き、
川を越えて左に少し歩いたところにあるのが
「カナルカフェ」です。
緑あふれる水際のデッキが人気のカフェで、
東京大神宮から徒歩10分ほどです。
ドリンクやサラダのついたお得でオシャレなランチセットも用意されており、
女性やカップルに人気があります。
デッキサイドでは、野鳥や色とりどりの花で
四季の自然を感じることができ、
夏の間にはお堀でホタルが見れるため、
ディナーの時間は予約が必須です。
徒歩だと20分、電車だとその半分で行けるのが「神楽坂」です。
モダンでオシャレなお店がたくさんある一方で、
「和」を感じる雰囲気あふれる路地があったり、
歩いて散策するのにピッタリな場所です。
街並み保存の市民運動があったおかげで、
いまでも歴史と風情のある景観が保たれています。
天ぷらや寿司といった
伝統的で本格的な日本食の味を楽しめるお店のほか、
ピザやパスタなどを提供するオシャレな西洋の食事処もたくさんあります。
のんびりとショッピングやグルメを楽しむのにオススメのスポットです。
また、家族連れやカップルで行くのにオススメなのが
「東京ドームシティ」です。
駅は東京メトロの後楽園駅や
都営地下鉄の春日駅が近く徒歩5分ですが、
東京大神宮からも徒歩15分なので気軽に歩いて行けます。
観覧車やジェットコースターなどのアトラクションに加え、
ボーリングなどグループで楽しめる施設や、
のんびりリラックスできる温泉施設などが併設されています。
施設内ではフードコートやレストランも充実しており、
様々なバラエティがあります。
また冬の間はキレイなイルミネーションを
見ることもできるので、東京大神宮での
参拝後から夜遅くまで滞在を楽しむことができます。
東京大神宮のお守り

「東京のお伊勢様」と呼ばれ、
縁結びの神様として有名な
東京大神宮の御守りについてご紹介します。
まずは、やはり縁結びの御守りから。
シンプルな中に美しさを感じる袋型の
「えんむすび守り」は、根強い人気があるそうです。
また、東京大神宮では、「縁結び鈴蘭守り」や、
花をビーズで表した「鈴蘭ビーズ守り」、「鈴蘭根付守り」、
鈴蘭が寄り添う様子が可愛い「鈴蘭よりそい守り」など、
鈴蘭をかたどったお守りがたくさん。
白くて可憐な鈴蘭の花言葉は、「幸運が訪れる」。
持ち主の良縁と幸福が祈願されています。
他にも二頭の蚕から作られた繭からの糸を使った
絹袋に縁起の良い「えんじゅ」の実を入れ、
糸をつむぐように良縁の糸がつむがれることを願った「縁授守り」など、
一つ一つのお守りに素敵なご縁への思いが込められています。
もちろん縁結び以外のお守りも豊富。
東京大神宮の社紋である「花菱」の
刺繍が入り願いの成就を祈った「心願成就守り」、
さくらやあやめなど、日本の四季を代表する数々の花が
刺繍されており可愛らしい花のデザインが人気の「花まもり」、
季節限定の刺繍が美しい「四季守り」など、
きれいなお守りがたくさんあります。
どのお守りにしようか迷うことも、
楽しみの一つになることでしょう。
東京大神宮のご利益は
明治13年、明治天皇のご裁断によって、
東京における伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)として
日比谷の地に創建された東京大神宮(当初は日比谷大神宮)は、
関東大震災に伴い昭和3年に現在地に移りました。
遥拝殿とは、遠くて現地まで行けない場合に、
その場所を拝むことで現地と同じ効果を得られる場所のこと。
つまり東京大神宮を参拝することで、
伊勢神宮を参拝するのと
同じご利益が得られるということです。
そのご利益は、実に多岐にわたり、
家内安全、商売繁盛、厄除け開運、交通安全、学業成就など。
なかでも、近年特に有名なのが、縁結びのご利益です。
その理由は、ご祭神である造化の三神が「結び」
を司る神様であること。
また、東京大神宮は一般に神前結婚式を
広めた神社でもあります。
1900(明治33)年に大正天皇が
初めてご神前での結婚式を行われ、
それ以降国民の間でも
神前結婚式をしたいという人が増えたそうです。
そこで、東京大神宮が皇室の婚礼儀礼をもとに
神前結婚式の様式を定め、
その結果、現在のように神前結婚式が浸透したということです。
東京大神宮から多くの夫婦が幸せな門出を迎えてきたのですね。
これらのことから、縁結び、結婚運に
ご利益がある神社としてますます注目が高まってきています。
東京大神宮のご祭神について
東京大神宮は伊勢神宮の遥拝殿であることから、
伊勢神宮のご祭神を奉じています。
ご祭神は日本の総氏神として知られる天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)。
伊勢神宮内宮のご祭神でもあり、
太陽の神として世の中を明るく照らす神として知られています。
また、伊勢神宮外宮のご祭神であり農業をはじめとする産業、
衣食住の守護神である豊受大神(とようけのおおかみ)も
東京大神宮にまつられています。
さらに、万物の成長、育成を根源であり、
「結び」をつかさどる造化の三神である天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)、
高御産巣日神(たかみむすびのかみ)、
神産巣日神(かみむすびのかみ)。
先に述べたように、この造化の三神の存在が、
縁結びのご利益を生み出してくれているとされています。
そして、天照皇大神にお仕えし、
助ける役割を持つ御杖代(みつえしろ)
である倭比賣命(やまとひめのみこと)。
倭比賣命は伊勢に天照皇大神をまつった、
伊勢神宮の初代斎宮といわれ、
また、甥の日本武尊(やまとたけるのみこと)に三種の神器の一つ、
草薙剣(くさなぎのつるぎ)を与えたとされています。
ご祭神とその強いパワーによって、
東京大神宮は多くの参拝客に崇敬されてきたのです。
東京大神宮のパワースポットについて
都内屈指のパワースポットとして
知られる東京大神宮ですが、
本殿以外にも見逃せないスポットがあります。
東京大神宮は都心にありながら静かな自然が息づく場所でもあります。
ご神木の周辺には静かなせせらぎが流れ、
緑が生い茂り神聖な雰囲気が漂います。
夏には蛍が見れることもあるそう。
ぜひここも訪れて、静けさの中で自然のエネルギーを
身体に取り入れましょう。
もう一つの隠れパワースポットが、
門などの装飾に使われる金属部分に施された、
「猪目(いのめ)」と呼ばれるハートマークの文様。
厄除けの意味が込められているそうですが、
この写真を携帯電話の待ち受け画面にすると
出会い運が上昇するというジンクスがあるそうですよ。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回の記事では東京大神宮について
ご紹介しました。
東京大神宮は東京という都会の
真ん中に位置する神社でありながら
緑もある場所で
一種のいやしの場となっております。
願い事が無くても
ちょっと行ってみるだけでも
楽しめるかと思います。
こちらの記事も是非どうぞ。
