浅草三社祭り:由来と神輿ルートは?穴場スポット情報も。

浅草三社祭(さんじゃまつり)をご存知ですか?

三社祭は毎年5月に
東京都台東区の浅草神社
開催される例大祭で
正式な名称を
浅草神社例大祭と言います。

5月の第3週目の
金土日に行われ
祭り開催中の3日間の人出は
なんと約150万人とも言われる
大変人気の高いお祭りです。

150万人
というのは
驚異の数字ですね!

そこで今回は
そんな浅草三社祭について
ご紹介したいと思います。

そこまで多くの人たちを集める
魅力とは一体何なのか?

詳しく見てみましょう。

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浅草三社祭りの由来は?

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まずは
浅草三社祭の由来について
見てみましょう。

浅草神社の例大祭
何故、三社祭と呼ばれているのか。

その起源には
あの雷門で有名な
浅草寺(せんそうじ)が大きく
関わっています。

歴史をたどればその起源は
実に飛鳥時代まで遡ります。

現在で言う隅田川の下流で
檜前浜成(ひのくまはまなり)
竹成(たけなり)の兄弟が
漁をしていた際に
網にかかった観音像を見つけます。

やがてその像は
地元の識者
土師中知(はじのなかとも)により
聖観世音菩薩像であることがわかり
出家した土師中知が自宅に祀ったことが
浅草寺の始まりと言われています。

その後は
その観音様のおかげで人が集まり
浅草は栄え、発展していきます。

時は流れ平安時代の末期。

土師氏の末裔の枕元に立った
観音様のお告げにより
浅草寺の傍に
浅草を発展させた立役者として
檜前浜成と竹成の兄弟
土師中知の3人が神として祀られ
それが、現在の浅草神社の
始まりとなりました。

三社祭の三社とは
小さな村であった浅草の
発展に貢献した
上記の3柱の事をさしています。

そのような由縁があり
浅草神社は旧名を
三社大権現社と呼ばれて
いたそうです。

浅草三社祭りの神輿ルートは?

3日間の三社祭では
様々な行事が行われますが
中でも大きな見どころとなっているのは
町内のものも合わせると
総勢100基近くにものぼる
神輿です。

祭2日目に行われる
町内神輿連合渡御では
浅草神社の氏子である
44町会が所有する
全100基近くの神輿

浅草神社に集結し
1基1基お祓いを受けた後
1基ずつ神社を出発し
町内を練り歩きます。

神輿や担ぎ手の法被の色など
それぞれの個性を見比べるのも
楽しみの一つであり
また、何と言っても
熱気と迫力に満ち溢れた
神輿渡御の様子は
一見の価値がある催しです。

また、最終日には
浅草神社が所有する
3基の本社神輿
東西南の三方角に分かれ
町内を練り歩く
本社神輿各町渡御が
行われます。

3基の本社神輿
一斉に神社を出発する宮出しと
それぞれが神社に戻ってくる宮入りは
祭り最大の見どころです。

この本社神輿を見に
三社祭に行くと言う人も
多いのではないでしょうか。

ではここで
気になる本社神輿のルートについて
ご紹介しておきましょう。

先程書きましたが
本社神輿は3つの方角に分かれ
それぞれ渡御を行います。

一之宮の神輿
南部のエリア16町。
二之宮は東郡エリア12町。
三之宮は西部エリア16町です。

朝6時に浅草神社を出発し
各町を練り歩き
19時頃に再び神社へと
戻ってきます。

詳しい順路に関しては
公式ホームページ
前年度の詳細が時間・地図付きで
掲載されていますので
参考にしてみて下さい。

また、平成29年度の日程詳細も
公式ホームページ
すでに発表されていますので
最新の情報もチェックしてみて
下さいね。

浅草三社祭りの穴場スポットは?

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浅草三社祭は
3日間で約150万人という
人が集まる人気の祭りです。

当然ではありますが
会場は、例年多くの人
ごった返します。

ですが
せっかくだから
3基の本社神輿が揃っている姿を見たい。

できるだけ近くで神輿を見たい。

そんな思いもありますよね。

そこで
浅草三社祭の穴場スポットについて
調べてみました。

祭最大の見どころとなるのは
やはり神輿渡御。

中でも
お祓いを済ませた神輿が
神社を出発する
宮出しのイベントは
この祭り最大の盛り上がりとなります。

一番盛り上がるという事は
もちろん、人も多いという事ですね。

150万人とは
驚異の数字であるので
基本的には
どこに行っても人だらけの状態に
変わりはありません。

神輿に付いて
町内を巡るのか
ルートの途中でスタンバイして
待っているのか
見方も様々ありますが
情報としてあったのは
意外にも浅草神社の境内の中
おすすめというものでした。

神輿の出発に合わせて
一緒に巡るという方や
外で見る人が多いのか
境内は案外人が少ないという
ことです。

本社神輿も町神輿も
全て神社でお祓いしてから
出発しますので
一度は必ず境内に集まります。

境内にいれば
それぞれの神輿をじっくりと
見ることができるかもしれません。

ただし、境内への入場は
規制される時間帯もあるようなので
注意が必要です。

また、少し高い位置から
3基の神輿を見渡すためには
西楼門の石段の上がおすすめ。
という情報もあります。

うまくいけば
3基の本社神輿
まとめて見ることができるかも
しれませんね。

ただし、こちらの場合は
かなり早めに出発して
場所を確保する必要が
ありそうです。

また、最終日には
雷門通りから馬道通りまでを規制し
お祭り広場が開催されています。

ここでは
多くの神輿が集まり
祭りを盛り上げてくれるそうで
1度に多くの神輿を見たい人には
オススメの場所です。

ただし
お祭り広場は穴場ではなく
多くの人の集まる場所です。

大混雑は覚悟しておいた方が
無難です。

浅草三社祭の熱気
担ぎ手、観衆共に
人が多いからこそ。

それこそが
三社祭の醍醐味でも
あると思うので
人の多さを楽しむ。というのも
一つの方法であるのではないかと
思います。

人が多ければ
危険も伴います。

1度人の流れに巻き込まれると
抜け出すのにも一苦労。
ということもよくあるので
注意が必要です。

浅草三社祭りのアクセス情報

浅草神社は
公共の交通機関の利用が
非常に便利な場所にあります。

地下鉄東京メトロ銀座線浅草駅から
徒歩約7分。

都営地下鉄浅草線浅草駅から
徒歩約7分。

東武線浅草駅からも徒歩約7分。

つくばエクスプレス浅草駅からは
徒歩約10分です。

車を利用する場合には
臨時駐車場が無いことから
周辺で駐車場を探し
確保する必要があります。

また、最終日には
お祭り広場開設のための
交通規制が実施されるので
大変な混雑も予想されます。

どうしてもで。という場合には
祭り会場周辺には近づきすぎず
1駅離れた場所に駐車して
電車を利用するというのも
方法だと思います。

道路の渋滞
ひとたび巻き込まれると
中々抜け出せないので
注意が必要ですね。

出来ることならば
公共の交通機関の利用
おすすめです。

浅草三社祭りの交通規制について

浅草三社祭最終日には
お祭り広場開設の為に
大規模な交通規制が実施されます。

雷門通り、馬道通り、並木通りは
時間帯によっては
車両通行止めとなりますので
通行の場合には
迂回が必要となります。

普段からこの道路を利用されている方
三社祭に車で行こうと考えている方は
大変混雑すると思われるので
注意が必要です。

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最後に

いかがでしたか?

150万人という数字
地方在住の私にとっては
もはや想像すらできない数字です。

毎年それだけの人たちが集まる
浅草三社祭
とても大きな魅力を持った
お祭りなのでしょうね。

なによりも
地域の人々に愛され続けている祭り。
という感じが
とても素晴らしいです。

今回は
神輿を中心にご紹介しましたが
その他にも
たくさんの行事が実施されています。

おすすめはやはり最終日。

一番人が多く
混雑するのも最終日ですが
これぞ浅草三社祭!という
熱気と迫力を
ぜひ、現地で味わってみたいですね。

2019年の浅草三社祭は
5月19日(金)から5月21日(日)までの
3日間で開催される予定です。

神田祭についてはこちらをどうぞ。

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