伊勢神宮は
三重県伊勢市にある
2,000年以上もの歴史を持つ
由緒ある古社です。
日本の神社の中で
最も崇敬を集めている神社であり
古くから、日本人の心の故郷と
言われている
かけがえのない場所です。
ここで伊勢神宮の式年遷宮の
PRビデオがありますのでこちらを
ご覧ください。
地元の人々からも
お伊勢さんと呼ばれ
長年親しまれてきました。
皇大神宮(内宮)と
豊受大神宮(外宮)を
中心とした
125社の宮と社からなり
正式名称は神宮といいます。
伊勢神宮は
誰もが一度は参拝してみたい場所。
ですが、実際にお参りするとなると
どういうルートで
どうやってまわればいいのか。
疑問ですよね?
伊勢神宮の参拝方法は
外宮→内宮という順序で
回るのが一般的なのだそうです。
そこで外宮から内宮をまわるのに
徒歩で行くとしたら
ルートはどうなるのか、
また距離はどれくらいあるのか
について今回は調べてみました。
伊勢神宮へのアクセスや
おすすめの周辺観光スポットも
調べてみましたのでお楽しみに!
目次
伊勢神宮:外宮から内宮までの歩くことは可能か?

先程、伊勢神宮への参拝は
外宮から内宮の順で回る。と
書きましたが
その順番になった由来には
諸説あるようです。
伊勢神宮で行われる祭事も
この順で執り行われており
また、皇族の方々も
外宮から内宮の順に
参拝されるそうです。
では、外宮から内宮へは
どうやって移動すればいいのか。
実は、外宮と内宮は
結構距離が離れています。
ですので
一般的な移動手段としては
バス又は車が多く利用されています。
では、徒歩で移動することは
できないのか?
伊勢神宮を歩いて回ることは可能かと
言われれば、十分可能です。
少し時間は掛かりますが
けして歩けない距離ではなく
健康のために歩きたい方。
ゆっくり散策を楽しみたい方。
など、徒歩で移動する人も
いらっしゃいます。
外宮から内宮への移動途中には
多くのお土産屋さんが軒を連ねる
参道もありますので
のんびり観光を楽しみながら
内宮を目指すのも
とてもオススメですよ。
そもそも内宮には
皇室の大先祖とされる
天照大御神が祀られています。
この神様は、名前の通り太陽神ですので
素晴らしい恵みのご神徳をいただけること
でしょう。
私が伊勢神宮に参拝した時は
心はもちろんのこと
魂がパアッと明るく清々しく
なったと感じました。
やはり伊勢神宮は違うなと
参拝のたびに思います。
また外宮には現実界のあらゆる衣食住を
整えていただき産業の神でも
あられる豊受大御神が祀られております。
伊勢の神様を胸に思いながら
てくてくと歩いていくのも
なかなかなものではないかと
思います。
多少の時間はかかりますが
伊勢の神域をゆったり歩けば
素晴らしいご神徳が
いただけると思います。
私も機会があれば是非とも
歩いて参拝してみたいです。
伊勢神宮:外宮から内宮までの徒歩ルートについて
では、外宮から内宮までを
歩いた場合の
ルートについて
ご紹介しましょう。
代表的なルートは
3つあります。
1つ目は御木本道路です。
上記地図の「1時間3分」と書かれている
ルートがこれです。
これは、外宮前広場の
真ん中を通っている
御木本道路を
伊勢自動車道伊勢西IC方面に向かって
道なりに真っすぐ歩くコースです。
内宮までの所要時間は約1時間で
3ルートの中では
最短コースとも言えます。
徒歩では行きたいけれど
あまり時間を掛けたくない。
という人にオススメのルートです。
2つ目は
参宮街道を利用するルートです。
上記地図の「1時間13分」と書かれている
ルートがこれです。
江戸時代
お伊勢参りは
庶民にとって
一生に一度の夢でした。
とはいえ、移動手段は
徒歩の時代。
掛かる時間や費用は莫大で
伊勢神宮へ向かうことは
そう容易いことでは
ありませんでした。
全国津々浦々から伊勢を目指す
参拝者のために
少しずつ整備されていった道路の一つが
この参宮街道です。
古市の町中を歩くルートで
昔ながらの街並みや建物を
観賞しながら歩くことができ
また、途中にある
参宮街道資料館では
古市の歴史について学ぶことも
できます。
江戸時代の人々が
夢を馳せて歩いた街道。
当時の面影を
思い描きながら歩く
ルートです。
3つ目は
御幸(みゆき)道路を利用する
ルートです。
この御幸道路は
天皇陛下の参拝経路として
利用されている道路です。
別名を御幸通り
又は御成(おなり)街道と呼ばれています。
沿道には
整備された街路樹や
石灯籠が並び
史跡も点在しています。
途中には
神宮徴古館、倭姫宮、月読宮があり
伊勢神宮参拝をより満喫することが
できます。
どこにも立ち寄らず
直接内宮へ向かったとして
所要時間は約1時間30分。
1つ目のルートよりも
少しのんびりと歩くルートになります。
3つのルートそれぞれに
それぞれの良さがありますね。
自分の好みや心境に併せて
お好きなルートを
歩いてみて下さいね。
伊勢神宮へのアクセス
伊勢神宮外宮へのアクセスは
電車や車の利用が一般的です。
近畿日本鉄道利用の場合は
伊勢市駅又は宇治山田駅が
最寄りとなります。
また、JR利用の場合は
JR伊勢市駅が最寄りです。
最寄駅から外宮までは
伊勢市駅からは徒歩約5分。
宇治山田駅からは
徒歩約10分となります。
車を利用する場合は
伊勢自動車道、伊勢西ICから
県道32号線を経由して
外宮まで約15分です。
伊勢神宮外宮には
約300台が駐車できる
駐車場があります。
外宮の駐車場は
内宮に比べると
比較的空いていることが多いそうですが
土日祝日や年末年始になると
大変な混雑が予想されます。
外宮周辺には
民間の駐車場が無い
という情報もあるので
注意が必要です。
伊勢神宮:外宮から内宮までの距離は?

先程、外宮から内宮までの
ルートについて
ご紹介しましたが
ここではその距離について
ご紹介しておきましょう。
伊勢神宮の外宮から内宮まで歩くとなると
実際の距離は5.5kmぐらいです。
個人差はあるかと思いますが
大人の足でしたら、
普通は1時間前後で着くのでは
ないかと思います。
ですのでそんなに大変な距離ではないかと
思います。
一駅分くらい歩くということなら
ちょっとした運動になって
そういう意味でもいいかと
思います。
しかも伊勢という素晴らしい聖域ですので
気持ちいいでしょう。
伊勢の神様と想い願いながら
楽しく歩きたいですね。
先程の3つのルートで言うと
1つ目の御木本道路ルートが
約5.0km。
2つ目の御幸道路ルートが
約5.5km。
3つ目の参宮街道ルートが
約5.7kmです。
伊勢神宮:こんな周辺スポットも歩いてまわりたい
伊勢神宮の周辺には
徒歩で楽しめるスポットも
たくさんあります。
ここでいくつかご紹介して
おきましょう。
伊勢神宮に訪れた際に
絶対立ち寄りたいのが
おかげ横丁です。
内宮の門前町の真ん中にあり
江戸時代から明治時代までの
伊勢の様子が再現されている
人気の観光スポットです。
江戸時代に流行した
伊勢神宮への集団参宮を
おかげ参りと呼んでいたことが
その名の由来になっているとも
言われています。
様々な店が出店されており
食べ歩きが出来る
楽しいスポットです。
あの有名な伊勢名物
赤福本店も
この近くにあります。
伊勢神宮に来たら
必ず立ち寄る。
という人も多い
人気のオススメスポットです。
また、内宮前に架かる
宇治橋のたもとから
北へ向かう
旧参宮街道沿いの街並み
おはらい町も人気です。
先程の
おかげ横丁と同様に
美味しいものがたくさんある
楽しいスポットです。
石畳に古い民家の立ち並ぶ
風情ある街並みは
歩いてみる価値ありの
素晴らしい場所です。
昔の時代に
タイムスリップしたような
気分を味わうことができます。
その他にも
外宮から内宮への途中にある
猿田彦神社も
併せて参拝する人の多い
人気のスポットです。
猿田彦大神をご祭神に
祀った神社で
みちひらきの神としての
信仰が高いので
何か新しいことを始める人に
とてもオススメの神社です。
また、近年では
隠れたパワースポットとしても
人気上昇中です。
縁結びのご利益も
あるそうですよ。
先程ご紹介した3つのルートを
歩けば
どれも猿田彦神社の近くを通るので
外宮→猿田彦神社→内宮という
ルートで回る人も多いようです。
その他にも
周辺にはたくさんのスポットが
点在しています。
伊勢神宮周辺は
どこか懐かしく温かい雰囲気を
持つ場所です。
お伊勢参りに訪れた際には
ぜひ、散策してみることを
おすすめします。
最後に
お伊勢参りの歴史は古く
はるか昔の人々は
全国各地から
徒歩で伊勢神宮を
目指していました。
どれほど遠く
苦しい道のりでも
お伊勢さんにお参りする
ということは
当時の人々にとっては
夢の旅であり
一生に一度の憧れだったのです。
そう考えると
徒歩での参宮にも
特別な思いがありますね。
今はとても便利な時代で
バスや車を利用すれば
外宮から内宮までは
ほんの15分程度で
移動することが可能です。
体力の温存や時短も
もちろん良いと思いますが
たまには
昔の人たちに思いを馳せながら
歩くこともまた、素敵ですね。
徒歩での参宮が
昔から愛され続ける
本来のお伊勢参りの
姿なのかもしれませんね。
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